日本学校教育相談学会

The Japanese Association of School Counseling and Guidance

2004.2.1


● 巻頭言 P.1
● 第16回山梨大会のご案内 P.2
● 各委員会等の情報 P.3
● 学校教育相談トピックス P.4
● 学校カウンセラー名簿の活用 P.5
● 支部活動報告<愛知県支部> P.6
● 第14回中央研修会 P.7
● 実践に役立つ用語シリーズ/第8次海外研修(カナダ)案内/編集後記 P.8

巻頭言 誇りを持って進みたい
日本学校教育相談学会
副会長  大木みわ
 むかし、「宿題を忘れた、掃除を怠けた、授業中に騒いだ……」など何かにつけてお仕置きを受けました。廊下で神妙な顔で立たされて、それなりの効果もあったようでした。親との面接でも、教師からの一言が受け入れられ、家庭と協力していけるという実感が持てました。
 現状はどうでしょうか。外部からの助っ人としてスクールカウンセラーが置かれるようになり、効果的な活用については今後も検討されていくと思いますが、学校教育相談を学び、考え続けてきた私たちが真の力を発揮するチャンスではないでしょうか。

 教育を一生の仕事として選び、子らの成長に寄り添えることを無上の喜びとして、苦労も惜しまない多くの仲間達が自信を失いそうです。子らの置かれている環境が急速に変わり、目の前の子を叱咤激励してもどうにもならない事例に無力感を抱くという仲間がいることも肯けます。
 一方で、相談室での閉ざされたイメージの相談活動から脱却し、連携の途を探る実践が増えています。教育相談の基本を学び、それぞれの置かれた現実に即した実践が全国各地で着実に育っています。
 各地区のリーダーの方々の長い間のお骨折りで、一人一人の顔が見える学会として育っていることを会員の一人として誇りにしたいと思います。
 研修・研究・広報など各部門は次代の方々が大きな力を発揮してくださっていることも嬉しいことです。
 認定カウンセラー対象のコンサルテーション講座で「リソースの活用」という考えに触れ、目が開かれる思いでした。学級に不適応の子の不適応を直そうとするのでなく、特技に注目するとか、学級の包容力を増やす、心を許している用務員さんに応援を依頼するというのです。学級でのSST(ソーシャル・スキル・トレーニング)、SGE(構成的グループエンカウンター)やピアサポートなど最近の流れの中に連なるものと感じています。